街を歩きながら謎を解く企画や、宝探しの企画を、
スタンプラリーの仕組みで運営できるのでしょうか。
謎解きイベントや宝探し、ウォークラリーは、どれも「決まった場所を巡る」企画です。紙の台紙や、人手のチェックポイントで運営すると、準備や当日の負担が大きくなります。スマートフォンで参加できるデジタルスタンプラリーの仕組みを使うと、巡る部分を、まとめて任せられます。
本記事では、謎解き・宝探し・ウォークラリーの違いと、それぞれをスタンプラリーの仕組みで作る方法、企画の進め方と設計のコツを解説します。スマペタで使える取得方法も、あわせて紹介します。
謎解き・宝探し・ウォークラリーの違い
3つの企画は、似ていますが、参加者がすることが違います。違いを整理すると、必要な仕組みが見えてきます。
| ウォークラリー | 謎解き(街歩き型) | 宝探し | |
|---|---|---|---|
| 参加者がすること | 決められたチェックポイントを、順に、または自由に巡る | 各地点で謎を解き、答えを見つけて進む | 隠された宝(目印)を探して、見つける |
| ゴールの形 | 全部のポイントを回る、または規定の数を回る | 最後の謎を解いて、答えにたどり着く | 宝を見つける、または宝の数を集める |
| 運営側の準備 | チェックポイントの設定と、確認の仕組み | 謎の作成と、答えの確認の仕組み | 宝(目印)の設置と、見つけたことの確認の仕組み |
| 向いている場面 | 観光、地域イベント、健康づくり | 街歩き、商業施設、周年イベント | 子ども向けの行事、施設内のイベント |
どの企画も、共通するのは、「参加者が、ある場所で、何かを達成したことを、確認する」という部分です。この確認の部分が、スタンプラリーの仕組みそのものです。
スタンプラリーの仕組みで、何を任せられるか
デジタルスタンプラリーでは、「スタンプを取得する条件」を、場面に合わせて選べます。謎解きや宝探しで使うときは、「謎の答えを入力したらスタンプ」「宝のQRコードを見つけたらスタンプ」のように、条件を企画に合わせて組み立てます。
スマペタで使える取得方法は、次のとおりです。
| 取得方法 | 企画での使い方 | オプション料金 |
|---|---|---|
| QRコード | 宝や、チェックポイントに、二次元コードを置く。見つけて読み取ったらスタンプ | 標準 |
| GPS | 指定した地点の近くに行くとスタンプ。掲示物を置けない場所でも使える | 標準 |
| GPS+QR | QRコードの読み取りに、位置情報のチェックを加える。現地に行った人だけが取得できる | 標準 |
| キーワード入力 | 謎の答えを、参加者が入力。正しければスタンプ。謎解きや探索型の企画と相性がよい | クイズ機能に含まれる |
| クイズ(選択式) | 選択肢から答えを選ぶ。正解でスタンプ。展示や商品の理解を深める企画にも使える | 50,000円〜 |
キーワード入力は、クイズ機能の入力方式のひとつです。料金は、クイズ機能のオプション料金(50,000円〜)だけで、キーワード入力に別の料金はかかりません。クイズの数にも、制限はありません。
このほか、写真判定(撮った写真でスタンプ)、動画視聴、指定URL遷移も、オプションで使えます。取得方法の違いは、GPSスタンプラリーの記事で、くわしく説明しています。
企画のタイプ別に、組み合わせを考える
ウォークラリー型:巡ることが目的
チェックポイントごとに、QRコードかGPSで、スタンプを取得します。集めた数に応じて、特典を渡す設計にすると、「もう1か所、回ろう」という動機が生まれます。観光や商店街の回遊の企画と、同じ作り方です。観光・周遊の企画の考え方は、観光・周遊スタンプラリーの記事も参考にしてください。
謎解き型:謎の答えがスタンプになる
スポットごとに、謎を用意します。謎は、現地の看板や、掲示物から答えを探す形にすると、街歩きの楽しさが出ます。答えは、キーワード入力か、選択式のクイズで、確認します。正しい答えを入力した人だけが、スタンプを取得できるので、「現地に行かないと解けない謎」を作ると、現地に行ったことの確認にもなります。
最後のスポットに、最終問題を置く設計も考えられます。全部の謎を解いた人だけが、特典を受け取れる、という流れです。
宝探し型:見つけたことがスタンプになる
「宝」の代わりに、QRコードを、探しにくい場所(しかし安全な場所)に設置します。見つけたQRコードを読み取ると、スタンプを取得します。施設内の行事や、子ども向けのイベントに向いています。
どのタイプも、写真判定を加えると、「見つけた宝を撮影する」という遊び方もできます。写真判定の使い方は、フォトラリーの記事をご覧ください。
企画の進め方
- 目的と対象を決める。回遊を増やしたいのか、周年を盛り上げたいのか。大人向けか、家族向けかで、謎の難しさや、所要時間が変わります。
- エリアとスポットを決める。徒歩で巡れる範囲に、スポットを置きます。スポット間の移動の負担が大きいと、途中で離れる人が増えます。
- 謎や宝を作る。現地で答えが見つかる謎にします。看板や掲示物が変わると、答えが変わってしまうので、期間中に変わらないものを使います。
- 取得方法を選ぶ。謎の答えはキーワードかクイズ、現地に行った確認はGPSかQRコード、というように、スポットごとに決めます。
- 特典の条件を決める。全部のスポットを回った人、規定の数を集めた人など、段階を決めておきます。
- 試しに歩く。本番の前に、運営の側で、全スポットを歩いて、謎の難しさと、所要時間を確かめます。
- 告知する。参加方法は、二次元コードを読み取るだけです。チラシやポスターに、参加用のコードを載せます。
企画書にまとめるときは、スタンプラリーの企画書の記事の項目が使えます。スマペタでは、目的を文章で入力すると、AIが企画の下書きを作ります。
設計のコツ
- 難しすぎる謎は、離脱の原因になります。答えに迷う人のために、ヒントや、案内所を用意しておくと安心です。
- 現地でしか解けない謎にする。ウェブで調べれば解ける謎だと、現地に行く動機が弱くなります。現地の看板や、風景を使いましょう。
- 安全と場所の許可に気をつける。道路の近くや、私有地に、謎や宝を置くときは、事前に管理者の許可を取ります。夜間や、人通りの少ない場所は、避けます。
- 位置情報の許可が必要なことを、案内する。GPSで判定するスポットがあるときは、参加者に、位置情報の許可を、お願いします。屋内や電波の弱い場所は、QRコード方式にしたほうが確実です。
- ネタバレに備える。答えが共有されると、現地に行かなくても、スタンプを取得できてしまいます。GPS+QRや、現地でしか分からない謎で、備えられます。
サンプルで試す
謎解きの「答えを選ぶ」部分は、クイズのサンプルで、街を巡る部分は、観光(GPS)のサンプルで、操作を確かめられます。スポット名や問題は、すべて架空です。
街を巡る企画の事例
次の事例は、謎解きではなく、街や地域を巡るスタンプラリーです。スポットの数や、取得方法の選び方が、参考になります。
長野県150周年 デジタルスタンプラリー自治体・観光協会(長野県)県内77市町村・約200か所のスポット取得方法:GPSチェックイン期間:2026/4/21〜2026/10/20
宇多津1社9ヶ寺巡り自治体・観光協会(宇多津町役場)徒歩で巡れる範囲の10か所の寺社取得方法:QRコード期間:2025/10/04〜2025/11/02
そのほかの事例は、導入事例の一覧をご覧ください。



