スタンプラリーの企画書は、「何のために、誰に、どう巡ってもらうか」を、関係者に伝えるための書類です。
何を書けばよいのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
スタンプラリーを実施するには、社内の稟議、クライアントへの提案、協力店や自治体への依頼など、さまざまな場面で、企画書が必要になります。ただ、毎回ゼロから書くと、時間がかかり、項目の抜けも出やすくなります。
本記事では、スタンプラリーの企画書に入れる項目と、書くときのポイントを整理します。あわせて、スマペタのAIで、企画の下書きを作る方法も紹介します。
すぐに試したい方は、企画の下書きを、AIで作ってみる(作成からプレビューまで無料)から、始められます。
スタンプラリーの企画書は、誰のために書くのか
企画書は、読む人によって、求められる中身が変わります。最初に、「誰に、何を判断してもらうための書類か」を決めておくと、書く内容が絞れます。
| 読む人 | 判断してもらうこと | 重点を置く項目 |
|---|---|---|
| 社内(上司・決裁者) | 実施してよいか、予算を出してよいか | 目的、期待する成果、予算、スケジュール |
| クライアント(発注元) | 提案を採用するか | 企画の狙い、体験の流れ、特典、成果の測り方 |
| 協力店・施設 | 協力してよいか | 店舗の役割、掲示物、期間、負担 |
| 自治体・関係団体 | 後援や、連携をしてよいか | 地域への効果、実施体制、安全面 |
ここで挙げた区分は、一般的な考え方です。実際には、1つの企画書を、複数の相手に使うこともあります。その場合は、重点を置く項目を、相手ごとに、書き分けます。
企画書に入れる項目の一覧
スタンプラリーの企画書に入れる項目の例を、次の表にまとめます。すべてを細かく書く必要はありません。相手が判断するために必要な項目を、選んで使います。
| 項目 | 書く内容 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 企画の概要 | イベント名、実施の目的、一言での説明 | 何を、誰に届けたいか |
| 目的と成果の目安 | 回遊を増やす、来店を増やす、会員を増やす、など | 終わったあとに見る数字 |
| 対象と規模 | 参加してほしい人、想定する参加者数 | 年代、居住地、来訪の手段 |
| 期間とエリア | 実施する期間、巡る範囲 | 開始日、終了日、参加できる締め切り |
| ルートとスポット | 巡る場所の数と、場所の選び方 | 回りきれる数、移動の手段 |
| スタンプの取得方法 | QRコード、位置情報、クイズなど | 場所ごとの方法、不正への備え |
| 特典 | スタンプの数に応じた特典、受け渡しの方法 | 特典の内容、数、条件 |
| 運営体制とスケジュール | 準備から、終了後までの流れと担当 | 誰が、いつまでに、何をするか |
| 予算 | 制作、特典、告知、運営にかかる費用 | 費用の内訳と、上限 |
| 告知 | 告知の場所と、時期 | 掲示物、SNS、Webサイト |
| 効果の測り方 | 見る指標と、報告の方法 | 参加者数、取得数、アンケートなど |
| リスクと対応 | 不正、混雑、問い合わせへの備え | 連絡先、対応の流れ |
費用の内訳を考えるときは、次の記事が参考になります。

項目ごとの、書き方のポイント
- 目的は、1つに絞る:「回遊」「来店」「会員獲得」など、目的が複数あると、ルートも特典も、焦点がぼやけます。主目的を1つ決め、ほかは副次的なものとして書きます。
- 成果は、終わったあとに見る数字で書く:「盛り上げる」ではなく、「参加者数」「巡った場所の数」「特典を受け取った人の数」のように、あとで確認できる形にします。
- スポットは、回りきれる数にする:数が多すぎると、途中で離れる人が増えます。歩く時間も含めて、現実的な数を書きます。
- 特典は、条件と受け渡しまで書く:特典の内容だけでなく、必要なスタンプの数と、渡す方法を、あわせて書くと、運営の負担が見えます。
- 運営の負担を、具体的に書く:協力店には、掲示と案内の手間を、具体的に伝えます。これが曖昧だと、協力を得にくくなります。
- リスクは、先に書く:不正な取得、混雑、問い合わせの増加など、起こりそうなことと、その対応を、書いておきます。
スタンプの取得方法ごとの特徴は、次の記事に、まとめています。

企画の組み立てを、観光・周遊の観点から、詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

企画書の下書きを、スマペタのAIで作る
企画書を、ゼロから書き始めるのは、大変です。スマペタには、スタンプラリーの企画の下書きを作る、AI機能があります。AI機能は、標準機能で、オプション料金はかかりません。管理画面の「新規イベント作成」から使えます。

管理画面では、AIでイベント案を生成する機能は、ベータ機能として表示されています。生成された内容は、必ずご確認のうえ、編集してご利用ください。
- 目的を、テキストで入力する:「地域回遊を促したい」「商業施設内の店舗を巡ってもらいたい」「観光スポットを巡るキャンペーンを実施したい」など、目的を入力します(500字まで)。「例文を使う」で例文を入れたり、「指示文を最適化する」で、AIに、より効果的な指示文に整えてもらったりもできます。
- 下書きが、自動で作られる:AIが、イベント名、紹介文、スタンプスポット、特典の内容、アンケート項目などの、設定の下書きを作ります。
- チャットで、修正する:作られた下書きは、AIとのチャットで、そのまま修正できます。たとえば、「特典を、段階的に設定したい」「注意文を、イベントに合わせたい」といった指示です。管理画面で、手動で調整することもできます。標準機能の設定は、基本的に、すべてチャットで編集できます。
- プレビューで、確認する:作成したスタンプラリーは、無料のプレビューで、実際の参加画面に近い形で確認できます。社内の稟議や、クライアントへの提案の、イメージ共有に使えます。


チャットの画面には、「設定を診断して」「もっと魅力的にするには?」「参加者目線で見てほしい」「特典・スタンプを充実させたい」といった、相談を始めるための、ボタンも用意されています。AIの回答には、誤りが含まれる可能性があるため、内容は、必ずご確認ください。
AIが作るのは、スタンプラリーの設定の「たたき台」です。企画書として使うときは、目的、予算、運営体制など、AIでは決められない部分を、人が補って、内容を確認します。
また、AIを使わずに、あらかじめ用意された、テンプレートから、スタンプラリーを作ることもできます。管理画面の「テンプレートから選ぶ」には、目的別に、次の3種類があります。
| テンプレート | 向いている企画 |
|---|---|
| 標準QRスタンプラリー | 手軽にスタートしたいとき。ポスターやパネルのQRコードを読み取って、スタンプを集める、標準的な形 |
| 店舗買い回り&クーポン | 商店街や、飲食店を巡る、買い回り型のラリー。商店街・フードフェス向け |
| 観光周遊GPSラリー | 位置情報を使って、スポットの近くでチェックインする形。屋外の、観光地や史跡めぐり向け |

アカウントを作成して、目的を入力するだけで、スタンプラリーの下書きが作られます。アカウントの作成から、プレビューでの確認までは、無料です。
入力例:「商店街の店舗を巡ってもらい、回遊と来店を促したい。スタンプを集めた人に、商店街で使えるクーポンをプレゼントしたい。」
AIで下書きを作ってみる(無料)企画書を出す前の、チェックリスト
- 読む人が、判断するために必要な情報が、そろっているか
- 目的が、1つに絞られているか
- 終わったあとに確認できる、成果の数字が決まっているか
- スポットの数が、回りきれる範囲か
- 特典の条件と、受け渡しの方法が、書かれているか
- 運営の担当と、スケジュールが、書かれているか
- 予算の内訳と、上限が、書かれているか
- 不正や、混雑への備えが、書かれているか
このチェックリストは、一般的な考え方をもとにした、目安です。企画の規模や、読む人に合わせて、調整してください。
AIで作った下書きの、サンプル
「商店街の店舗を巡ってもらい、回遊と来店を促したい。スタンプを集めた人に、商店街で使えるクーポンをプレゼントしたい」と入力して、AIが作った下書きを、そのまま、参加画面にしたものです。企画書に添えるイメージとして、使い方の参考にしてください。

QRコードを読み取るか、ボタンを押して開いてください。イベント名、説明、スタンプ、特典、アンケートが、AIの下書きをもとに作られています(店舗名は、サンプル用に、架空のものです)。
サンプルを開くサンプルは、機能をご紹介するための架空の企画です。実際に開催するものではありません。
スタンプの取得:参加画面を開いて参加したあと、スマートフォンのカメラで、スタンプのQRコードを読み取ります。パソコンで見ている場合は、「スタンプを取得(PC用)」のボタンを押すと、同じ操作になります。




