観光客に、複数の施設や、エリアを巡ってもらいたい。
周遊パスを作る前に、もっと手軽に始められる方法はないでしょうか。
周遊パスは、複数の施設や交通機関を、まとめて利用できる、仕組みです。一方で、「施設ごとの調整が大変」「発行や、販売の体制が必要」「どの施設に、どれだけ回ったかが見えない」といった課題があります。
本記事では、周遊パスの目的を、デジタルスタンプラリーで実現する方法を解説します。スマペタには、チケットの販売や、入場の管理の機能は、ありません。周遊パスの代わりになることと、ならないことを、整理しました。
周遊パスと、デジタルスタンプラリーの違い
| 周遊パス | デジタルスタンプラリー | |
|---|---|---|
| 目的 | 複数の施設を、お得に利用してもらう | 複数のスポットを、巡ってもらう |
| 利用の形 | パスを購入して、各施設で利用する | スタンプを集めて、特典を受け取る |
| お金の動き | パスの販売と、売上の分配が必要 | 参加は、無料にもできる |
| 施設側の準備 | 入場の確認、精算の仕組み | 二次元コードの掲示 |
| データ | 利用の記録は、仕組みによる | スタンプ別の取得数、性別・年代を確認できる |
スマペタは、スタンプを集めて、巡ってもらう仕組みです。チケットの販売、入場の確認、施設間の精算は、行いません。パスと、スタンプラリーを、組み合わせることも、考えられます。
周遊促進のアイデア
次は、一般的な例です。複数を組み合わせても、構いません。
| タイプ | 内容の例 | ねらい |
|---|---|---|
| 施設連携型 | 複数の施設を、ひとつのスタンプラリーで、つなぐ | 相互の送客 |
| エリア周遊型 | エリア内の、名所や店を、巡る | エリア全体の、回遊 |
| パス併用型 | 周遊パスの利用者に、スタンプラリーの特典を、用意する | パスの付加価値を、高める |
| 段階特典型 | 巡った数に応じて、特典が変わる | 継続的な回遊を促す |
| テーマ型 | 歴史、食、自然などの、テーマで巡る | 地域の魅力を、深く知ってもらう |
周遊促進に、スタンプラリーが向く理由
- 施設側の準備が、少なくて済みます。二次元コードを掲示するだけで、参加できます。スタンプの確認や、集計は、システムに任せられます。
- 複数の施設を、ひとつの企画で、つなげられます。各施設が、スポットになります。
- 広いエリアでも、運営できます。位置情報(GPS)を使えば、広いエリアを、チェックインで巡る企画も作れます(標準で50m、10〜1,000mの範囲で変更可)。
- 特典で、巡る動機をつくれます。巡った数に応じた、段階的な特典を、設定できます。
- アプリのインストールが不要です。参加者は、二次元コードを読み取るだけで、ブラウザから参加できます。
周遊促進のスタンプラリーの作り方
- 目的と、対象を決める。施設間の送客か、エリアの回遊か、観光客の滞在の延長かを、決めます。
- 施設の協力を得る。参加する施設を集め、二次元コードの掲示の場所と、案内の方法を決めます。
- スポットを決める。各施設の、入口や、案内所などを、スポットにします。
- 取得方法を選ぶ。QRコード、位置情報(GPS)、その両方を満たす GPS+QR から、選びます。
- 特典を決める。巡った数に応じた、段階的な特典や、抽選などを用意します。
- プレビューで確認して、公開する。全スポットで、取得を試します。
- 告知する。観光案内所、各施設、ウェブサイト、SNSに、参加用の二次元コードを載せます。
作り方の全体像は、スタンプラリーの作り方の記事で、くわしく説明しています。観光のスタンプラリーは、観光スタンプラリーの記事も、ご覧ください。
スマペタで使える機能
| 機能 | 周遊促進での使い方 | オプション料金 |
|---|---|---|
| QRコード | 各施設に、二次元コードを掲示して、読み取ってもらう | 標準 |
| GPS | 広いエリアで、指定した地点の近くで取得する | 標準 |
| GPS+QR | 位置情報と、QRコードの、両方を満たしたときだけ取得する | 標準 |
| 特典獲得条件の追加 | ジャンルや、エリアなどの属性ごとに、スタンプをn個以上獲得する、といった条件を設定する | 70,000円〜(条件により別途見積もり) |
| 多言語 | 外国語の案内を用意する | 1言語あたり20,000円 |
| カスタムアンケート | 設問の数は無制限。来訪者の声を集める | — |
最新の料金は、機能一覧と料金プランでご確認ください。公開期間が30日以内なら、スポットプラン(クレジットカード決済)、31日以上なら、月額プラン(担当者がご案内します。請求は最低2か月)です。アカウントの作成から、プレビューでの確認までは、無料です。

気をつけること
- スタンプラリーは、パスの代わりに、割引や、入場を提供するものではありません。割引や、入場の管理が必要なときは、別の仕組みと、組み合わせます。
- 施設ごとの、回遊の数は、現在、管理画面で見られません。お店ごとの回遊を、管理画面で見る機能は、現在ありません。参加者全員の回遊(スタンプの取得)の一覧を、ご自身でお店ごとにまとめれば、分析できます。スタンプ別の取得数(上位10件)は、ダッシュボードで確認できます。
- 施設の負担を、先に確認する。二次元コードの掲示だけで運営できますが、掲示の場所や、案内の方法は、施設と、事前に相談します。
- 位置情報の許可を、案内する。GPSを使うスポットがあるときは、参加者に、位置情報の許可を、お願いします。
サンプルで試す
参加画面の見え方は、サンプルで確認できます。スポット名は、すべて架空です。
複数の施設や、エリアを巡る企画の事例
次は、周遊パスの事例ではなく、複数の施設や、エリアを巡るスタンプラリーの事例です。
関西バラ園 デジタルスタンプラリーGreenSnap株式会社/大阪府花き振興協議会近畿5府県に点在するバラ園施設を、ひとつのスタンプラリーで繋ぐ取得方法:QRコード期間:2025/4/16〜6/15
長野県150周年 デジタルスタンプラリー長野県県内77市町村・約200か所のスポットを巡る取得方法:GPSチェックイン期間:2026/4/21〜2026/10/20
せとうちアートエキスポ2025 ミュージアムラリー本州四国連絡高速道路株式会社瀬戸内地域に点在する美術館・博物館を巡る
関西バラ園では、各施設が個別に行っていたイベントを、スタンプラリーでひとつに束ねて、施設同士の連携と、相互送客を図りました。そのほかの事例は、導入事例の一覧をご覧ください。



