LINEでスタンプラリーをしたいとき、まず思い浮かぶのは、LINE公式アカウントの機能です。
ただ、できることと、向いている場面には、違いがあります。
LINE公式アカウントには、ポイントカードのように使える「ショップカード」があります。一方で、複数の場所を巡るスタンプラリーでは、別の仕組みが合う場合もあります。
本記事では、LINEでスタンプラリーをする方法を整理し、LINE公式アカウントの機能でできること、LINEログインと連携できるデジタルスタンプラリーとの違い、使い分けの考え方を、中立的に紹介します。
LINEでスタンプラリーをする方法は大きく2つ
「LINEでスタンプラリー」と言っても、やり方は、次の2つに分けられます。
| 方法 | 概要 |
|---|---|
| LINE公式アカウントの機能を使う | ショップカードなど、LINE公式アカウントに用意された機能で、ポイントを貯めてもらう |
| デジタルスタンプラリーとLINEを連携する | スタンプラリーの仕組みは専用のサービスで用意し、参加のときにLINEアカウントでログインしてもらう |
どちらが正しい、ということではありません。目的や、開催の形に合わせて選びます。
LINE公式アカウントでできること
LINEヤフー for Businessの公式ページによると、LINE公式アカウントには、次のような機能があります(2026年10月23日時点で確認した内容です)。
| 機能 | 公式ページの説明 |
|---|---|
| メッセージ配信 | 友だちに、画像、スタンプ、動画などのメッセージを送る |
| ショップカード | LINEの中で、ポイントカードを発行・管理する。利用状況の分析もできる |
| クーポン | 店舗で使えるクーポンを作り、メッセージで届ける |
| リッチメニュー | トーク画面の下部に固定表示するメニュー。機能や外部サイトへつなげる |
| ステップ配信 | あらかじめ設定したメッセージを、順に自動で送る |
| オーディエンス配信 | 条件で絞り込んだ相手にメッセージを送る |
料金プランは、コミュニケーションプラン、ライトプラン、スタンダードプランの3つが案内されています。料金や、無料で送れるメッセージ数などは、変更されることがあるため、必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。
ショップカードで、スタンプラリーに近いことはできる?
スタンプを集めるような体験に近いのは、ショップカードです。公式のマニュアル(LINE公式アカウントのマニュアル「ショップカード」)には、次のような仕様が書かれています。
- ポイントの付与:ポイント付与用のQRコードを、印刷して読み取ってもらう方法と、スマートフォンに表示して読み取ってもらう方法があります。
- 付与の制限:初期設定では、同じ日に同じお客さまへポイントを付与できません(0時にリセット)。
- 特典:ゴールへ到達したときの特典と、途中の特定のポイントでの特典を設定できます。
- 有効期限:期限を設定できます。
- カードの数:公開中と下書きを合わせて、最大10種類です(アプリ版)。
- 履歴の確認:期間別に、ポイントと特典の履歴を確認できます。
店舗に何度か来てもらい、ポイントを貯めてもらう使い方には、向いている機能です。一方で、複数の場所を決まった順序や条件で巡る、といった企画に必要な機能は、公式ページでは確認できませんでした。企画の内容が、ショップカードの仕様に合うかどうかは、事前に確認すると安心です。
LINEログインと連携するデジタルスタンプラリーとは
もう1つの方法は、スタンプラリーの仕組みを専用のサービスで用意し、参加のときに、LINEアカウントでログインしてもらう方法です。デジタルスタンプラリーの基本は、次の記事で解説しています。

スマペタには、イベント参加時にLINEアカウントと連携できる「LINE連携機能」があります。お知らせでは、次の3つが挙げられています。
- 友だち登録を自然に促せる:参加の流れの中で、主催者のLINE公式アカウントの友だち追加へつなげられます。
- 不正参加・多重応募の抑止につながる:参加者をLINEアカウントをもとに識別できるため、同一人物による複数応募などのリスクを下げられます。
- 参加データの紛失リスクを減らせる:スタンプの取得履歴がLINEアカウントIDをもとに記録されます。復旧用のメールアドレス登録も不要になります。
友だちになった参加者へは、主催者のLINE公式アカウントから、次回イベントの案内、クーポン配信、スタンプの獲得状況に応じた配信(例:完走者だけに特典を案内)などができる、とお知らせでは案内されています。
ただし、スマペタには、LINEのメッセージを配信する機能は、現在、標準では用意していません(ご要望があれば、検討します)。配信は、主催者のLINE公式アカウント側で行います。
2つの違いを比べる
仕様の違いを、整理すると次のとおりです。優劣ではなく、何を実現したいかで選ぶための表です。
| 観点 | LINE公式アカウントのショップカード | LINE連携つきのデジタルスタンプラリー |
|---|---|---|
| 主な用途 | 店舗でポイントを貯めてもらう | スタンプラリー企画を運営する。参加のときにLINEでログインできる |
| LINEでの参加 | LINEの中で、カードを利用する | LINEでログインして参加する(LINE連携を設定したイベント) |
| 友だち登録 | LINE公式アカウントの機能として利用する | 参加の流れの中で、友だち追加を促せる |
| 準備するもの | LINE公式アカウント | スタンプラリーのサービスの利用と、LINE側の設定 |
| 確認したい点 | 企画の内容がショップカードの仕様に合うか | LINE連携のオプションを使うか、料金は合うか |
なお、LINEの機能や仕様は、LINEヤフー株式会社の公式ページが、最新の情報です。導入前に、ご確認ください。
LINE、LINEのロゴは、LINEヤフー株式会社の登録商標または商標です。
どちらを選ぶか、考え方の目安
次のように考えると、選びやすくなります。これは一般的な考え方の目安で、実際の企画によって変わります。
- 自分の店舗に、繰り返し来てもらいたい:ショップカードの仕様が、合うかどうかを確認します。
- 複数の場所を巡る企画をしたい:デジタルスタンプラリーのように、スポットを巡る仕組みが必要か、検討します。
- 終了後も、参加者へ案内を届けたい:友だち登録につなげる流れを、企画に組み込みます。
- 多重参加が心配、または、長い期間のイベントを行う:LINEアカウントで参加者を識別できる仕組みが、助けになる場合があります。
2つは、併用することもできます。たとえば、スタンプラリーへの参加をきっかけに、友だち登録をしてもらい、その後は、主催者のLINE公式アカウントで案内を届ける、という使い方です。
LINE連携つきのスタンプラリーを、実施する流れ
LINEログイン連携を使ったデジタルスタンプラリーを実施する場合の、大まかな流れは、次のとおりです。
- 目的と、友だち登録を促す場面を決める:「友だちを増やしたい」「終了後も案内を届けたい」など、目的を決めます。主催者のLINE公式アカウントも、あらかじめ用意します。
- スタンプラリーを作る:アカウントの作成、スタンプラリーの作成、プレビューでの確認までは、無料です。
- LINEログイン連携を、設定する:LINEログイン連携は、オプション(50,000円)です。設定は、運営側で行います。ご希望の場合は、サイトのお問い合わせフォーム、または、管理画面から、お問い合わせください。
- 開催する:参加者は、LINEでログインして参加します。参加の流れの中で、友だち追加を促せます。
- 終了後に、友だちへ案内する:友だちになった参加者への配信は、主催者のLINE公式アカウントで行います。スマペタには、LINEのメッセージを配信する機能は、現在、標準では用意していません。
LINEを活用した事例
スマペタの導入事例から、LINEにふれている事例を紹介します。
長野県150周年 デジタルスタンプラリー自治体・観光協会(長野県)県内77市町村・約200か所のスポット取得方法:GPSチェックイン期間:2026/4/21〜2026/10/20
おおふなとライダー割2026 スタンプラリー観光キャンペーン(岩手県大船渡市)市内の飲食店・宿泊施設など48店舗取得方法:QRコード読み取り期間:2026/4/1〜2026/11/30
長野県の事例では、参加の入り口に、オプションのLINEログイン連携を採用し、県公式LINEの友だち獲得を促す狙いも持たせています。詳しくは、長野県の導入企業様の声をご覧ください。
大船渡市の事例は、事例ページに、「LINEを活用したデジタルスタンプラリー」と紹介されています。ライダーが、各店舗でQRコードを読み取ってスタンプを集め、スタンプの獲得数に応じた特典を設けて、複数店舗への来訪を促しました。詳しくは、事例のページをご覧ください。
スマペタでLINE連携を使うときのポイント
- イベントごとの設定です:LINEログインは、イベントごとに、LINEの設定を行ったうえで使います。設定がないイベントでは、ログインボタンは表示されません。
- オプション機能です:機能一覧では、LINEログイン連携は、オプション料金50,000円と案内されています。
- LINEログイン連携は、運営側で設定します:ご利用の場合は、サイトのお問い合わせフォーム、または、管理画面から、お問い合わせください。
- LINE公式アカウントは、主催者が用意します:友だち追加の促しや、配信は、主催者のLINE公式アカウントを使う形です。
スタンプラリーの費用の全体像は、次の記事にまとめています。

機能の一覧は、機能一覧のページでご確認いただけます。