景品は、スタンプラリーに「参加したい」と思ってもらう、大切な要素です。
では、何を、いくらで、どう渡せばよいのでしょうか。
スタンプラリーの景品は、種類が多く、予算も、渡し方も、さまざまです。選び方を間違えると、参加者の関心を引けなかったり、運営の手間や費用が、想定を超えたりすることもあります。さらに、景品には、景品表示法の規制がかかる場合があります。
本記事では、景品を選ぶ3つの視点、景品の種類、予算の考え方、景品表示法の注意点、デジタルスタンプラリーでの渡し方を解説します。景品を設計した事例もあわせて紹介します。
スタンプラリーで、景品が果たす役割
景品は、参加者にとって、参加するきっかけと、最後まで巡るための目標になります。スタンプの数に応じて、景品を段階的に変えると、「あと1つで、もう1ランク上の景品がもらえる」という動機が生まれ、複数のスポットを巡ってもらいやすくなります。
一方で、主催者にとって、景品は、費用と運営の手間がかかる部分です。景品の内容と数、渡し方を、目的と予算に合わせて、決める必要があります。
景品を選ぶ3つの視点
- 参加者:どんな年代や、興味の人が、参加するか。ファミリー向けか、観光客向けか、ファン向けかで、喜ばれる景品は変わります。
- 目的:回遊の促進、来店のきっかけづくり、購買の促進、認知の拡大など、何を実現したいか。目的に合った景品だと、成果につながりやすくなります。
- 予算:景品の費用だけでなく、梱包・発送、当選者への連絡、受け渡しの運営まで含めて、いくらまでかけられるか。
回遊を促したいなら、スポットを巡った先で、受け取れる景品にする。地域の魅力を伝えたいなら、その土地ならではの景品にする。このように、目的から、景品を考えます。
景品の種類と、向いている場面
| 種類 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 地域の特産品 | 観光施策、地域の魅力の発信 | 配送の手間、在庫や日持ちの管理 |
| 飲食券・ギフト券・商品引換券 | 幅広い年代に、受け入れられやすい | 利用できる店舗や、使用期限の調整が必要 |
| 限定デザインのグッズ | イベントの記念、ファン向けの企画 | 制作に、期間と費用がかかる |
| デジタルの特典(限定ページ、画像、動画など) | 配送を省きたい、費用を抑えたい | 魅力が伝わりにくい場合は、ほかの景品と組み合わせる |
| 抽選で当たる、大きな賞品 | 話題づくり、参加の動機づけ | 当選者への連絡と、発送の手間がかかる |
景品の種類は、この表の例のほかにも、たくさんあります。参加者と目的に合わせて、組み合わせるのがおすすめです。
景品の予算の考え方
景品の予算は、次の項目を、足し合わせて考えます。
- 景品の購入費(単価 × 数量)
- 梱包・発送の費用
- 当選者への連絡、受け渡しの運営費
- 景品を知らせる、告知物の制作費
必要な景品の数は、「参加者の見込み × 景品を受け取る人の割合」から、見積もります。参加者が多いほど、見積もりが外れやすいので、景品を段階的に設計して、数の幅を持たせると、安心です。
スマペタは、特典の数が無制限です。景品の数が増えても、システム側の追加の料金はかかりません(景品そのものの費用は、別にかかります)。景品の手配と発送を代行する、「インセンティブ手配・発送代行」も用意しています。
景品表示法の注意点
スタンプラリーの景品は、景品表示法の規制の対象になる場合があります。消費者庁の案内では、景品表示法上の「景品類」を、次の3つを満たすものと説明しています。
- 顧客を誘引するための手段として、
- 事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引に付随して提供する、
- 物品、金銭、その他の経済上の利益。
景品類に当たる場合は、景品規制が適用されます。景品規制には、一般懸賞、共同懸賞、総付景品の3種類があり、それぞれ、提供できる景品類の限度額などが定められています。限度額を超える過大な景品類を提供すると、消費者庁長官が、景品類の提供を制限したり、禁止したりすることがあります。
スタンプラリーが、規制の対象になるかは、実施の条件(購入が条件か、抽選で提供するか、など)によって変わります。企画の段階で、消費者庁の「景品規制の概要」を確認し、必要に応じて、専門家に相談してください。
※ 本記事は、一般的な情報の提供を目的としており、法的な助言ではありません。限度額などの数字は、改正されることがあるため、ここには書いていません。最新の内容は、消費者庁の案内で、ご確認ください。
デジタルスタンプラリーでの、景品の渡し方
デジタルスタンプラリーでは、景品の渡し方も、システムで管理できます。スマペタでは、次の方法を使えます。
| 渡し方 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| 受け渡し | 特典獲得画面を提示して、その場で特典を受け取る | 基本機能 |
| 抽選後受け渡し | スマペタ上で、抽選を実施できる。アニメーションで、ワクワク感を演出する。当選率は調整できる | 基本機能 |
| 応募フォーム | 応募情報を入力してもらい、後日の抽選や、配送の対応、リード獲得につなげる | 基本機能 |
| 制限付き画像データDL | スマペタ経由で、特典の条件を達成した人だけが、特典の画像をダウンロードできるよう、制限をかける | 基本機能 |
| 特典URL遷移 | 限定サイトへのアクセスや、限定動画などのリンクを、特典に設定する | オプション 30,000円 |
| 特典獲得条件追加 | スタンプにジャンルやエリアなどの属性を付け、特定のジャンル・エリアでn個以上獲得、などの条件を、特典に設定する | オプション 70,000円〜 |
参加者に、ランキングで競ってもらい、トップ賞を設ける方法もあります(ランキング機能、オプション 50,000円)。機能の一覧は、機能一覧をご覧ください。デジタルスタンプラリーの全体像や、費用の内訳は、次の記事で解説しています。

景品を設計した事例
スマペタで開催された、景品の設計に特徴のある事例です。
秋の横浜を楽しもう!デジタルスタンプラリーフェス・マルシェ(横浜市)取得方法:QRコード期間:2025/09/20〜2025/10/19
はなみる スタンプラリーフェス・マルシェ(横浜市)取得方法:GPSミッション、写真判定ミッション期間:2026/03/19〜2026/06/14
関西バラ園 デジタルスタンプラリーフェス・マルシェ(GreenSnap株式会社/大阪府花き振興協議会)取得方法:QRコード期間:2025/4/16〜6/15
- 秋の横浜:スタンプの数に応じて、ホテルニューグランドのディナー券や、キタムラのオリジナルエコバッグなど、横浜にゆかりのある景品に、応募できる設計。
- はなみる スタンプラリー:景品は最大160点。スタンプの獲得数に応じた、段階的な応募設計。
- 関西バラ園:3段階の景品設定で、約5,500人が参加。
そのほかの事例は、導入事例の一覧をご覧ください。